側頭部の頭痛に効果のあるツボ｜東京表参道鍼灸

東京の南青山、表参道駅近くにある鍼灸マッサージ治療室＜自然なからだ＞の広報担当

からだつぼみ　です。

 

 

今日は以前のブログ「疲れた時にうずく歯の痛みに効くツボ」の続きの話です。

 

スタッフの加賀屋がお伝えします。

 

 

今度は頭痛ですか・・・

加賀屋です。

 

歯の痛みに対して、シールタイプの円皮鍼（置き鍼）や台座灸をして、なんとか痛みから解放された…

ブログ「疲れた時にうずく歯の痛みに効くツボ」の続きのお話しです。

 

 

何をするにも歯が痛くて集中できないというレベルから、だんだん解放され、なんとか難を逃れて、次の訪問先へ予定通り出発することができました。

駅までずんずん歩き、JR総武線から京成線に乗り換えて、電車のシートに座ってホッとしていました。

 

 

ですが今度は、左顎～耳の上部に、痛みが移動してきて、頭痛のように広がってきました。

 

「くぅ、またきた～」と一瞬慌てながら、誰も見ていないのに平静を装って、また、左手の腕を探ってみました。

 

やっぱり外関かな？

頭痛といえば、私はよく頭の左の側面が痛くなることが多くあります。

そういう時に、自分の中での切り札的によく使う特効穴は、腕にある「外関」です。

 

 

（外関については以前のブログ「こめかみ頭痛に効くツボ「外関」」をご覧ください。

 

以前、自然なからだのブログにも登場したことがあるので、愛用している方もいらっしゃるかもしれません。

 

前にもこんなことがありました。スーパーの買い物を済ませ、帰宅してすぐに「夕ご飯を作らなくては！」と、急いでまな板で野菜を切り始めた時に、ビビビビビッと左の側頭部の頭痛がきました。

 

少し放っておきましたがどうにも治らないので、観念して包丁を置いて、左の「外関」のツボを、右の親指で少し強めに押してみました。

すると、自分でもビックリするぐらい効き目があって、頭痛がすぅーっと小さくなって消えてくれました。

その時は、嬉しくて「ツボってすごいよ！」と誰かに今すぐ喋りたい気持ちになりました。

 

そんな風に自分の信用しているツボですので、この電車の中での頭痛にもすぐに試してみました。

ですが…今回はなぜか効きませんでした。

 

側頭部の頭痛に中渚（ちゅうしょ）

ですので、気を取り直して、今度は手の甲にある「中渚」というツボを触れてみました。

 

 

◆◆　中渚(TE3)の場所　◆◆

手の甲側で薬指と小指の間の水かきを、水かきから手の甲へと指で触っていき、関節を越えたところにある窪みいにとると良いです。（赤印のところ。薄い色の部分は骨を表してします。）

 

この中渚というツボに触れてみると、ちょっとしか触っていないのに、えらく痛かったのです。

 

ちょうど腱と腱の間にあるので、右手の指を寝かせてヘラの端のような角度にしながら、抑えたり少しぐりぐりと強さを加減しながらツボを刺激してみました。

そして、前回の歯痛の時にも使ったシールタイプの置き鍼（円皮鍼）をして、訪問先へ向かいました。

 

仕事中には、目の前の施術に集中できましたし、終える頃には痛みのピークが去っていました。

頭痛なのに、腕や手の甲に反応が出てツボとして現れるのは不思議ですね。

 

こういう実体験をすると、からだはつながっていて、「全体で一つ」なんだなぁということが、感覚的にも理解できます。

まず症状があって、それからはじめて「からだの素直な反応」としてツボが出てきます。

 

いつもはよく効くツボが、今日は効かないということもあります。

 

そこが生きているツボの、私たちのからだの面白さだと思います。

円皮鍼（えんぴしん）はシールタイプのワンタッチの鍼です。

 

持ち歩けるので、このような急な症状のときにとても助かります。

 

今回のように、電車の中でも対応できます。樹脂のタイプのものはセルフケアで活用できます。

 

自然なからだでも、取り扱っておりますので、ご興味ある方は、施術者や受付でお気軽にお尋ねください。

 

 

こりスポットはこちら