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〒107-0062 東京都港区南青山6-12-11 YUKEN南青山302
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つわりに効くツボ「裏内庭」「三陰交」「内関」|妊婦生活を健やかに
東京の南青山、表参道駅近くにある鍼灸マッサージ治療室<自然なからだ>の広報担当
からだつぼみ です。
当治療室は不妊治療を行っていますが、不妊治療をして子供ができたらそれで終了ではありません。
そこから長い妊婦生活が始まります。
そんな妊婦期間の十月十日を健やかに過ごせるように、そして安産になるようにする治療も【表参道自然なからだ】では行っています。
自然なからだの手塚院長は妊娠中の奥様を治療したことで、十月十日を健やかに過ごせ、そして出産も初産で2時間というスピード安産だったそうです。
「鍼灸ってやっぱりすごいね」としみじみと話されていました。
それ以降、治療室でも妊婦治療を積極的に行っています。
さて、今日は妊婦のお悩みの1つ「つわり」に効くツボです。
スタッフの加賀屋が担当させて頂きます。
スタッフの加賀屋です。
妊娠中の「つわり」に、おすすめのツボがどう効いたか…のお話です。
私のまわりでは今年、ちょっとしたベビーブームです。
1年前に姪っ子が、初産で男の子を出産しました。
続いて、今年の4月に従姉妹のお嫁さんが、初産で男の子を出産し、それから、令和になった5月にもう一人の姪っ子が、初産で女の子を出産しました。
いずれももみな、私の自宅から1時間以内で通えるところに住んでいますので、妊娠中に鍼灸で安産のケアをさせていただく幸運に恵まれました。
そしてまた、1年前に初産で男の子を出産した姪っ子が、はじめての出産から1年経たずに第二子を妊娠中で、年子になる予定です。
今回2回目の妊娠も、初めての妊娠の時と同様に、涎(よだれ)が止まらないなどのつわりの症状が出ていました。
ここで「つわり」と「妊娠悪阻(にんしんおそ)」について書きます。
つわりと妊娠悪阻を、はっきり区別する基準はないのですが、症状によって分類してみると次のようになります。
・胸がムカムカして吐き気がする
・嘔吐
・唾液量の増加
・全身倦怠感(だるさ)
・頭痛
・眠気
・食欲不振
・嗜好の変化
・一日中続く頻回の嘔吐
・食事摂取困難
・5%以上の体重減少
・脱水、飢餓状態
・尿中ケトン体陽性
つわりの段階だと、産婦人科で本格的に治療をするところまではいかないようですが、妊娠悪阻になると重篤なことになる可能性もあるので、治療が必要になります。
姪っ子は、嘔吐や唾液量の増加、嗜好の変化など、つわりの症状が主でしたが、食事摂取困難もあり、「妊娠悪阻」の状態に近くなっていたのではないかなと私は思っていました。
姪のかかっていた病院は、状況によってきちんと対応してくださるところです。
けれども、そのときのつわりの訴えに対しては、「基本的につわりに効く治療はありませんよ」という返答だったそうです。
おそらく妊婦を励ます意味あいもあったと想像します。
そういう状況でしたので、何か少しでも楽になるツボはないかしら?とSOSの連絡が入りました。
妊娠悪阻までいかなくとも、つわり症状が苦しいのには変わりはありません。
そこで、つわりに効くツボを3つ、姪っ子に伝えました。
それは「内関(ないかん)」「三陰交(さんいんこう)」「裏内庭(うらないてい)」です。
もし私だったら、いっぺんに全部のツボに台座灸をしてしまうと思うのですが、姪っ子は自他共に認める慎重派です。ツボを一つずつ、試していったそうです。
(ツボの取り方:腕の内側で、手首から指3本分の位置。腕の真ん中にあります(赤い印の場所)。押すと痛みや「うっ」とくる感覚があるところにやると効果的です。)
お灸をして1時間後には、吐き気がおさまったそうです。
(ツボの取り方:手を図のように内踝(うちくるぶし)に添えて、指4本分、丁度人差し指の位置あたりにあって、足の骨の後ろの際(赤点のところ)、押すと痛かったり凹んでいたりするところにやると良いです。動画も参考にして下さい。↓)
「これは、すぐにつわりが治るものではなかったけれど、やらないよりやったほうが断然いい!」と、率直な感想をもらいました。
姪は、はじめての妊娠の際にも、つわりの症状がありましたので、台座灸でセルフケアをしていました。
「三陰交」にお灸を毎日のようにしていた時の話は、以前、自然なからだのブログに書きました。
初産の時の経験から、三陰交というツボに対する信頼度は高いようでした。
(ツボの取り方:足の人差し指の付け根からやや足裏の方にいったところ。(図の赤い点ぐらいの距離です))
「やった直後に涎がおさまった」そうで、特につわりの症状がひどい時には、「裏内庭」にお灸をかなりの数すえても熱くならなかったとのこと。
そして、1回お灸を休むと、次の日には熱くなっかたそうです。
月に1度の鍼灸施術で、姪っ子に会うと、5ヶ月目に入った16週で「つわり」と疲れやすさが変わった感じがすると、にこやかに話してくれました。
以上は、姪っ子の個人的な感想です。
妊娠のために仕事を休んでいだり、大家族で住んでいる環境でなければ、とかく妊娠中は、ひとりで考えてしまう時間が多くなるように思います。
そんなときに、このツボにお灸してみたら、「症状が軽くなることがあるよ」と教えてもらうだけで、「試してみようかな」と気持ちが前向きになれて助かったようです。
施術を受けながら、いろいろな話を聞いてくれたりするだけで、気持ちがラクになったとも話してくれました。
さらに、産婦人科に鍼灸師が常にいてくれたらいいのに~など、嬉しいことも言ってくれました。
写真は、上の子の「1歳のお誕生日に夫婦でお祝いのプレートを作ったもの」と、「雨を見ているとき」です。
妊娠中に、1歳前の乳幼児がひとりいるのはたいへんでしょう?ときくと、上の子の可愛さに励まされるとの返事でした。(素敵!)
はじめての妊娠の時は、不安がいっぱいのようでしたが、2回目になると自分のからだとお腹の子供の状態を、落ち着いてみているようで頼もしく感じます。
妊娠中はいろいろな変化がからだにも生活にもあります。
お灸や鍼灸の施術が、少しでもお役に立てたら幸いです。
<参考文献>
「病気がみえる」産科 第3版編集:医療情報科学研究所発行者:岡庭 豊発行:メディックメディア
21/08/20
21/06/28
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東京の南青山、表参道駅近くにある鍼灸マッサージ治療室<自然なからだ>の広報担当
からだつぼみ です。
当治療室は不妊治療を行っていますが、不妊治療をして子供ができたらそれで終了ではありません。
そこから長い妊婦生活が始まります。
そんな妊婦期間の十月十日を健やかに過ごせるように、そして安産になるようにする治療も【表参道自然なからだ】では行っています。
自然なからだの手塚院長は妊娠中の奥様を治療したことで、十月十日を健やかに過ごせ、そして出産も初産で2時間というスピード安産だったそうです。
「鍼灸ってやっぱりすごいね」としみじみと話されていました。
それ以降、治療室でも妊婦治療を積極的に行っています。
さて、今日は妊婦のお悩みの1つ「つわり」に効くツボです。
スタッフの加賀屋が担当させて頂きます。
ちょっとしたベビーブームです
スタッフの加賀屋です。
妊娠中の「つわり」に、おすすめのツボがどう効いたか…のお話です。
私のまわりでは今年、ちょっとしたベビーブームです。
1年前に姪っ子が、初産で男の子を出産しました。
続いて、今年の4月に従姉妹のお嫁さんが、初産で男の子を出産し、それから、令和になった5月にもう一人の姪っ子が、初産で女の子を出産しました。
いずれももみな、私の自宅から1時間以内で通えるところに住んでいますので、妊娠中に鍼灸で安産のケアをさせていただく幸運に恵まれました。
そしてまた、1年前に初産で男の子を出産した姪っ子が、はじめての出産から1年経たずに第二子を妊娠中で、年子になる予定です。
今回2回目の妊娠も、初めての妊娠の時と同様に、涎(よだれ)が止まらないなどのつわりの症状が出ていました。
「つわり」とは
ここで「つわり」と「妊娠悪阻(にんしんおそ)」について書きます。
つわりと妊娠悪阻を、はっきり区別する基準はないのですが、症状によって分類してみると次のようになります。
「つわり」の症状:
・胸がムカムカして吐き気がする
・嘔吐
・唾液量の増加
・全身倦怠感(だるさ)
・頭痛
・眠気
・食欲不振
・嗜好の変化
「妊娠悪阻」の症状:
・一日中続く頻回の嘔吐
・食事摂取困難
・5%以上の体重減少
・脱水、飢餓状態
・尿中ケトン体陽性
つわりの段階だと、産婦人科で本格的に治療をするところまではいかないようですが、妊娠悪阻になると重篤なことになる可能性もあるので、治療が必要になります。
姪っ子は、嘔吐や唾液量の増加、嗜好の変化など、つわりの症状が主でしたが、食事摂取困難もあり、「妊娠悪阻」の状態に近くなっていたのではないかなと私は思っていました。
姪のかかっていた病院は、状況によってきちんと対応してくださるところです。
けれども、そのときのつわりの訴えに対しては、「基本的につわりに効く治療はありませんよ」という返答だったそうです。
おそらく妊婦を励ます意味あいもあったと想像します。
そういう状況でしたので、何か少しでも楽になるツボはないかしら?とSOSの連絡が入りました。
「つわり」に効くツボ
妊娠悪阻までいかなくとも、つわり症状が苦しいのには変わりはありません。
そこで、つわりに効くツボを3つ、姪っ子に伝えました。
それは「内関(ないかん)」「三陰交(さんいんこう)」「裏内庭(うらないてい)」です。
もし私だったら、いっぺんに全部のツボに台座灸をしてしまうと思うのですが、姪っ子は自他共に認める慎重派です。ツボを一つずつ、試していったそうです。
まずは「内関」
(ツボの取り方:腕の内側で、手首から指3本分の位置。腕の真ん中にあります(赤い印の場所)。押すと痛みや「うっ」とくる感覚があるところにやると効果的です。)
お灸をして1時間後には、吐き気がおさまったそうです。
次に「三陰交」
(ツボの取り方:手を図のように内踝(うちくるぶし)に添えて、指4本分、丁度人差し指の位置あたりにあって、足の骨の後ろの際(赤点のところ)、押すと痛かったり凹んでいたりするところにやると良いです。動画も参考にして下さい。↓)
「これは、すぐにつわりが治るものではなかったけれど、やらないよりやったほうが断然いい!」と、率直な感想をもらいました。
姪は、はじめての妊娠の際にも、つわりの症状がありましたので、台座灸でセルフケアをしていました。
「三陰交」にお灸を毎日のようにしていた時の話は、以前、自然なからだのブログに書きました。
初産の時の経験から、三陰交というツボに対する信頼度は高いようでした。
最後に「裏内庭」
(ツボの取り方:足の人差し指の付け根からやや足裏の方にいったところ。(図の赤い点ぐらいの距離です))
「やった直後に涎がおさまった」そうで、特につわりの症状がひどい時には、「裏内庭」にお灸をかなりの数すえても熱くならなかったとのこと。
そして、1回お灸を休むと、次の日には熱くなっかたそうです。
疲れやすさが変わった感じ
月に1度の鍼灸施術で、姪っ子に会うと、5ヶ月目に入った16週で「つわり」と疲れやすさが変わった感じがすると、にこやかに話してくれました。
以上は、姪っ子の個人的な感想です。
妊娠のために仕事を休んでいだり、大家族で住んでいる環境でなければ、とかく妊娠中は、ひとりで考えてしまう時間が多くなるように思います。
そんなときに、このツボにお灸してみたら、「症状が軽くなることがあるよ」と教えてもらうだけで、「試してみようかな」と気持ちが前向きになれて助かったようです。
施術を受けながら、いろいろな話を聞いてくれたりするだけで、気持ちがラクになったとも話してくれました。
さらに、産婦人科に鍼灸師が常にいてくれたらいいのに~など、嬉しいことも言ってくれました。
写真は、上の子の「1歳のお誕生日に夫婦でお祝いのプレートを作ったもの」と、「雨を見ているとき」です。
妊娠中に、1歳前の乳幼児がひとりいるのはたいへんでしょう?ときくと、上の子の可愛さに励まされるとの返事でした。(素敵!)
はじめての妊娠の時は、不安がいっぱいのようでしたが、2回目になると自分のからだとお腹の子供の状態を、落ち着いてみているようで頼もしく感じます。
妊娠中はいろいろな変化がからだにも生活にもあります。
お灸や鍼灸の施術が、少しでもお役に立てたら幸いです。
<参考文献>
「病気がみえる」産科 第3版編集:医療情報科学研究所発行者:岡庭 豊発行:メディックメディア
表参道鍼灸マッサージ治療室 自然なからだ
電話番号 03-6419-7213
住所 〒107-0062 東京都港区南青山6-12-11 YUKEN南青山302
営業時間 火曜日~金曜日 11時~20時
(最終受付19時)土曜日 10時~19時(最終受付18時)
定休日 日曜日、月曜日、祝祭日
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