つわりに効くツボ「裏内庭」「三陰交」「内関」|妊婦生活を健やかに

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つわりに効くツボ「裏内庭」「三陰交」「内関」|妊婦生活を健やかに

症状別ツボ辞典

2019/11/30 つわりに効くツボ「裏内庭」「三陰交」「内関」|妊婦生活を健やかに

東京南青山表参道駅近くにある鍼灸マッサージ治療室<自然なからだ>の広報担当

からだつぼみ です。

 

 

当治療室は不妊治療を行っていますが、不妊治療をして子供ができたらそれで終了ではありません。

 

そこから長い妊婦生活が始まります。

 

そんな妊婦期間の十月十日を健やかに過ごせるように、そして安産になるようにする治療も【表参道自然なからだ】では行っています。

 

自然なからだの手塚院長は妊娠中の奥様を治療したことで、十月十日を健やかに過ごせ、そして出産も初産で2時間というスピード安産だったそうです。

 

「鍼灸ってやっぱりすごいね」としみじみと話されていました。

 

それ以降、治療室でも妊婦治療を積極的に行っています。

 

さて、今日は妊婦のお悩みの1つ「つわり」に効くツボです。

 

スタッフの加賀屋が担当させて頂きます。

 

 

ちょっとしたベビーブームです

スタッフの加賀屋です。

 

妊娠中の「つわり」に、おすすめのツボがどう効いたか…のお話です。

 

私のまわりでは今年、ちょっとしたベビーブームです。

 

 

1年前に姪っ子が、初産で男の子を出産しました。

 

続いて、今年の4月に従姉妹のお嫁さんが、初産で男の子を出産し、それから、令和になった5月にもう一人の姪っ子が、初産で女の子を出産しました。

いずれももみな、私の自宅から1時間以内で通えるところに住んでいますので、妊娠中に鍼灸で安産のケアをさせていただく幸運に恵まれました。

そしてまた、1年前に初産で男の子を出産した姪っ子が、はじめての出産から1年経たずに第二子を妊娠中で、年子になる予定です。

 

今回2回目の妊娠も、初めての妊娠の時と同様に、涎(よだれ)が止まらないなどのつわりの症状が出ていました。

 

「つわり」とは

 

ここで「つわり」と「妊娠悪阻(にんしんおそ)」について書きます。

 

 

つわりと妊娠悪阻を、はっきり区別する基準はないのですが、症状によって分類してみると次のようになります。

 

「つわり」の症状:

・胸がムカムカして吐き気がする

・嘔吐

・唾液量の増加

・全身倦怠感(だるさ)

・頭痛

・眠気

・食欲不振

・嗜好の変化

 

 

 

妊娠悪阻」の症状:

 

・一日中続く頻回の嘔吐

・食事摂取困難

・5%以上の体重減少

・脱水、飢餓状態

・尿中ケトン体陽性

 

 
つわりの段階だと、産婦人科で本格的に治療をするところまではいかないようですが、妊娠悪阻になると重篤なことになる可能性もあるので、治療が必要になります。

姪っ子は、嘔吐や唾液量の増加、嗜好の変化など、つわりの症状が主でしたが、食事摂取困難もあり、「妊娠悪阻」の状態に近くなっていたのではないかなと私は思っていました。

 

姪のかかっていた病院は、状況によってきちんと対応してくださるところです。

 

けれども、そのときのつわりの訴えに対しては、「基本的につわりに効く治療はありませんよ」という返答だったそうです。

 

おそらく妊婦を励ます意味あいもあったと想像します。

 

そういう状況でしたので、何か少しでも楽になるツボはないかしら?とSOSの連絡が入りました。

 

「つわり」に効くツボ

 

妊娠悪阻までいかなくとも、つわり症状が苦しいのには変わりはありません。

 

そこで、つわりに効くツボを3つ、姪っ子に伝えました。

 

それは「内関(ないかん)」「三陰交(さんいんこう)」「裏内庭(うらないてい)」です。

もし私だったら、いっぺんに全部のツボに台座灸をしてしまうと思うのですが、姪っ子は自他共に認める慎重派です。ツボを一つずつ、試していったそうです。

まずは「内関」

(ツボの取り方:腕の内側で、手首から指3本分の位置。腕の真ん中にあります(赤い印の場所)。押すと痛みや「うっ」とくる感覚があるところにやると効果的です。)

 

お灸をして1時間後には、吐き気がおさまったそうです。

 

 

次に「三陰交」

(ツボの取り方:手を図のように内踝(うちくるぶし)に添えて、指4本分、丁度人差し指の位置あたりにあって、足の骨の後ろの際(赤点のところ)、押すと痛かったり凹んでいたりするところにやると良いです。動画も参考にして下さい。↓)

 

 

 

「これは、すぐにつわりが治るものではなかったけれど、やらないよりやったほうが断然いい!」と、率直な感想をもらいました。

姪は、はじめての妊娠の際にも、つわりの症状がありましたので、台座灸でセルフケアをしていました。

 

「三陰交」にお灸を毎日のようにしていた時の話は、以前、自然なからだのブログに書きました。

 

初産の時の経験から、三陰交というツボに対する信頼度は高いようでした。

 

最後に「裏内庭」

(ツボの取り方:足の人差し指の付け根からやや足裏の方にいったところ。(図の赤い点ぐらいの距離です))

 

「やった直後に涎がおさまった」そうで、特につわりの症状がひどい時には、「裏内庭」にお灸をかなりの数すえても熱くならなかったとのこと。

 

そして、1回お灸を休むと、次の日には熱くなっかたそうです。

 

 

疲れやすさが変わった感じ

月に1度の鍼灸施術で、姪っ子に会うと、5ヶ月目に入った16週で「つわり」と疲れやすさが変わった感じがすると、にこやかに話してくれました。

以上は、姪っ子の個人的な感想です。

 

妊娠のために仕事を休んでいだり、大家族で住んでいる環境でなければ、とかく妊娠中は、ひとりで考えてしまう時間が多くなるように思います。

そんなときに、このツボにお灸してみたら、「症状が軽くなることがあるよ」と教えてもらうだけで、「試してみようかな」と気持ちが前向きになれて助かったようです。

 

施術を受けながら、いろいろな話を聞いてくれたりするだけで、気持ちがラクになったとも話してくれました。

 

さらに、産婦人科に鍼灸師が常にいてくれたらいいのに~など、嬉しいことも言ってくれました。

 

 

 

写真は、上の子の「1歳のお誕生日に夫婦でお祝いのプレートを作ったもの」と、「雨を見ているとき」です。

妊娠中に、1歳前の乳幼児がひとりいるのはたいへんでしょう?ときくと、上の子の可愛さに励まされるとの返事でした。(素敵!)

 

はじめての妊娠の時は、不安がいっぱいのようでしたが、2回目になると自分のからだとお腹の子供の状態を、落ち着いてみているようで頼もしく感じます。

妊娠中はいろいろな変化がからだにも生活にもあります。

 

お灸や鍼灸の施術が、少しでもお役に立てたら幸いです。

 

 

<参考文献>

「病気がみえる」産科 第3版編集:医療情報科学研究所発行者:岡庭 豊発行:メディックメディア

 

 

 

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