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ノロウィルスに感染したら押すべき2つのツボ|東京南青山でエイジングケア
東京の南青山、表参道駅近くにある鍼灸マッサージ治療室<自然なからだ>の広報担当
からだつぼみ です。
冬も本番になってきましたね。
寒くなってくると怖くなるのが、ノロウィルス。
食中毒の代表的なウィルスで、感染し易いので、よくニュースになったりしますよね。
今回は院長がノロウィルス対策のツボをお話ししてくれます。
院長の手塚です。
実は昨年ノロウィルスに生まれて初めて感染しました。
自分が感染してみると、こんなに大変なんだと実感し、さらにツボを押すことで、症状が早く治ったので、これは皆さんに伝えなければと思い、筆をとりました。
そんな訳で、私のノロウィルス感染記を書いてみたいと思います。
家に帰宅した私は、奥の寝室から妻が「早くきて~」という声に導かれて、荷物を持ったまま「どうした?」と寝室を開けました。
すると、タオルを抱えて慌てて周りを拭く妻と、泣き叫ぶ3歳児の息子
「突然吐いちゃったのよ」
吐き終わって横になり、少しウトウトし始めた息子が、また突然吐き始めます。
「ほら、また吐いちゃった~」
それを何度も繰り返しながら「寝れなくなっちゃったー!」と泣き叫ぶ息子。
「これはまずいウィルスじゃない?」
と気づいた時には既に遅く、妻と私は、息子の嘔吐物を素手で受け止め、タオルで拭いたりしていました。
何十回も吐いた後、やっと落ち着て息子は眠りにつきました。
ノロウィルスだとまずいからと、手を洗って、周りも拭いて、消毒もして、私たちも眠りにつきました。
次の日、何事も無かったように一日が始まり、私は【表参道自然なからだ】へ向かいました。
一日の診療も終わりかけたころ、妻からLINEが来ました。
「やばい、始まったよ・・・」
どうやら妻にノロウィルスの症状が出たようです。
ノロウィルスは半日から2日の潜伏期間の後、発症するウィルスです。
息子が発症してから丁度20時間ぐらい経ったころでした。
私は最後の患者さんが始まる時だったので、「まじか・・・」と思いながら治療を始めました。
治療を初めて30分ぐらしたころ、なんとなくお腹の調子がおかしいのを感じました。
でも治療中は気合が入っているので、気に留めずに治療をしていたのですが、だんだん冷や汗が出てきます。
身体の力も入りにくくなってきたので、これはまずいと感じました。
なんとか患者さんの身体を整えて、主訴を取る所までは頑張ってやって、
「本当に申し訳ない! きっと私はノロウィルスにかかってもうすぐ発症しそうだから、今日はここまでで治療を終わりにさせてもらえないかな?」と正直に話しました。
患者さんは教え子の一人で、元看護師さんです。
とても優しい素敵な方なので、発症したら色々と介助してくれて、感染させてしまうと思い、なんとか早く帰ってもらおうと思いました。
そして「本当に申し訳ない」と言って、帰ってもらい、治療室の扉を閉めた途端、気が抜けたのか、突然気持ち悪くなり、私はトイレに駆け込み、一気に嘔吐しました。
子供のウィルスを浴びたのは、妻と私では30分ぐらい差があります。
まさにその30分ぐらいのズレで私も症状が出始め、これは時限爆弾だなと感じました。
東洋医学は病気の原因を攻撃するのではなく、早く体の外に出て行ってもらおうとする医学、身体の中をお掃除をしてくれる医学です。
ある本では「排泄の医学だ」と表現していて、その通りだなと思っています。
東洋医学には吐法(とほう:吐かせる治療)や、下法(げほう:下痢を起こさせる治療)があり、体内に入った悪い物を外に早く出せようとして治療します。
私はベッドにうずくまりながら、吐法や下法に使えるツボを中心に指で押しました。
息子と一緒で、ウトウトするとまた吐きにトイレに行き、また横になってツボを押す。
そしてまたトイレに行くという状況で上と下から出しまくりました。
とりあえず終電まで治療院で寝ながら、終電で家に帰りました。
治療院で吐ききったようで、だいぶ症状が良くなり、家では1回トイレに行くぐらいで眠りにつきました。
次の日の朝、私はまだ本調子ではありませんが、だいぶ症状が良くなりました。
しかし妻はまだ少し気持ち悪く、すっきりしません。
下痢はかなりしたそうですが、吐くことは一度もしていなかったようです。
私は妻の内関というツボにお灸をしました。
お灸をし終わって数分すると、突然妻が今まで見たこともない素早さで立ち上がり、廊下の壁に激突しながらトイレに駆け込みました。
すっきりした顔で帰ってきた妻は「これは内関のおかげだね。」と感心していました。
内関は韓国ドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』のドラマでも、第一話で毒のある草を食べてしまった人に鍼をして吐かせるシーンが出てきますが、その時使っているのも内関のツボです。
私が治療室で寝ながら押したツボは内関(ないかん)というツボと合谷(ごうこく)というツボです。
腕の内側で、手首から指3本分の位置。腕の真ん中にあります(赤い印の場所)。
押すと痛みや「うっ」とくる感覚があるところにやると効果的です。
このツボは気持ち悪くて吐きそうな時に効果的で、面白いのが、吐いた方が良い時は吐けるし、吐くほどではない症状の時には気持ち悪さが治まるという、結構便利なツボです。
手を軽く握るような形をとり、人差し指から手首に繋がる骨の丁度半分ぐらい、骨の下にくぐらせるように押すと見つけやすいです。赤印のところ
この合谷というツボは大腸の動きを良くして、排便を促すツボの1つです。
後で調べると、微量のウィルスでもノロウィルスは感染すると書いてあり、最初に素手で受け止めたり、床に飛び散った時点でもう感染していたのでしょう・・・・
ノロウィルスは食中毒の感染以外には以下のような感染経路があるそうです。
・ノロを持っている人のふん便や吐物の処理後に手洗いや手の消毒が不十分なことにより、汚染された手指を介して接触感染する→私ですね・・・。
・汚染された箇所ドアノブやテーブルなどに触れることで、手指が汚染されてしまう間接的な接触感染の場合→これも私ですね・・・(@_@)
・ノロを持った人のふん便や吐物の乾燥により、ウイルスが空気中に漂い、それを吸い込むことにより空気感染する場合→これも私ですね~(>_<)
ノロウィルスは微量のウィルスでも感染し、症状が出なくなった後も、2~3週間は排便中に排泄されること、そしてホコリと共に空気中に漂い、リネンなどからも感染する可能性があるとても怖いウィルスです。
治療院なのにそこでウィルスに感染させてしまったら一大事だと思い、次の日お休みだったのですが、【表参道自然なからだ】へ行き、部屋の換気、そして私が触った可能性がある場所を全て徹底的に消毒し、リネン類は廃棄できるものは廃棄し、廃棄できないものは消毒して洗濯しました。
また、2週間ぐらいは、トイレに行ったら必ずドアノブや触ったところを消毒しました。そのおかげか、周りで「ノロに感染してしまった」という人は現れず、ほっとしています。
私は普段は病気にならないように「セルフケアで自然治癒力を高めましょう!」、そして「ウィルスに負けない身体を作りましょう!」と提唱しています。
しかし、ノロはかなり感染力が強く、近くで誰かが吐いて、それを処理する必要があった場合は、かなり注意しないと感染してしまう可能性が高いです。
もしかかってしまったら、あとは早く排泄することを心がけることです。
合谷と内関はとても効果がありますので、ぜひお試し下さい!
ーーー
(参考)消毒で役に立ったもの
・ハイター
・ノロアウト
21/08/20
21/06/28
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東京の南青山、表参道駅近くにある鍼灸マッサージ治療室<自然なからだ>の広報担当
からだつぼみ です。
冬も本番になってきましたね。
寒くなってくると怖くなるのが、ノロウィルス。
食中毒の代表的なウィルスで、感染し易いので、よくニュースになったりしますよね。
今回は院長がノロウィルス対策のツボをお話ししてくれます。
ノロにかかると結構つらい・・・
院長の手塚です。
実は昨年ノロウィルスに生まれて初めて感染しました。
自分が感染してみると、こんなに大変なんだと実感し、さらにツボを押すことで、症状が早く治ったので、これは皆さんに伝えなければと思い、筆をとりました。
そんな訳で、私のノロウィルス感染記を書いてみたいと思います。
ノロウィルスの物語は突然始まる
家に帰宅した私は、奥の寝室から妻が「早くきて~」という声に導かれて、荷物を持ったまま「どうした?」と寝室を開けました。
すると、タオルを抱えて慌てて周りを拭く妻と、泣き叫ぶ3歳児の息子
「突然吐いちゃったのよ」
吐き終わって横になり、少しウトウトし始めた息子が、また突然吐き始めます。
「ほら、また吐いちゃった~」
それを何度も繰り返しながら「寝れなくなっちゃったー!」と泣き叫ぶ息子。
「これはまずいウィルスじゃない?」
と気づいた時には既に遅く、妻と私は、息子の嘔吐物を素手で受け止め、タオルで拭いたりしていました。
何十回も吐いた後、やっと落ち着て息子は眠りにつきました。
ノロウィルスだとまずいからと、手を洗って、周りも拭いて、消毒もして、私たちも眠りにつきました。
ノロウィルスは時限爆弾
次の日、何事も無かったように一日が始まり、私は【表参道自然なからだ】へ向かいました。
一日の診療も終わりかけたころ、妻からLINEが来ました。
「やばい、始まったよ・・・」
どうやら妻にノロウィルスの症状が出たようです。
ノロウィルスは半日から2日の潜伏期間の後、発症するウィルスです。
息子が発症してから丁度20時間ぐらい経ったころでした。
私は最後の患者さんが始まる時だったので、「まじか・・・」と思いながら治療を始めました。
治療を初めて30分ぐらしたころ、なんとなくお腹の調子がおかしいのを感じました。
でも治療中は気合が入っているので、気に留めずに治療をしていたのですが、だんだん冷や汗が出てきます。
身体の力も入りにくくなってきたので、これはまずいと感じました。
なんとか患者さんの身体を整えて、主訴を取る所までは頑張ってやって、
「本当に申し訳ない! きっと私はノロウィルスにかかってもうすぐ発症しそうだから、今日はここまでで治療を終わりにさせてもらえないかな?」と正直に話しました。
患者さんは教え子の一人で、元看護師さんです。
とても優しい素敵な方なので、発症したら色々と介助してくれて、感染させてしまうと思い、なんとか早く帰ってもらおうと思いました。
そして「本当に申し訳ない」と言って、帰ってもらい、治療室の扉を閉めた途端、気が抜けたのか、突然気持ち悪くなり、私はトイレに駆け込み、一気に嘔吐しました。
子供のウィルスを浴びたのは、妻と私では30分ぐらい差があります。
まさにその30分ぐらいのズレで私も症状が出始め、これは時限爆弾だなと感じました。
東洋医学は排泄の医学
東洋医学は病気の原因を攻撃するのではなく、早く体の外に出て行ってもらおうとする医学、身体の中をお掃除をしてくれる医学です。
ある本では「排泄の医学だ」と表現していて、その通りだなと思っています。
東洋医学には吐法(とほう:吐かせる治療)や、下法(げほう:下痢を起こさせる治療)があり、体内に入った悪い物を外に早く出せようとして治療します。
私はベッドにうずくまりながら、吐法や下法に使えるツボを中心に指で押しました。
息子と一緒で、ウトウトするとまた吐きにトイレに行き、また横になってツボを押す。
そしてまたトイレに行くという状況で上と下から出しまくりました。
とりあえず終電まで治療院で寝ながら、終電で家に帰りました。
治療院で吐ききったようで、だいぶ症状が良くなり、家では1回トイレに行くぐらいで眠りにつきました。
妻が猛ダッシュでトイレに行ったツボ
次の日の朝、私はまだ本調子ではありませんが、だいぶ症状が良くなりました。
しかし妻はまだ少し気持ち悪く、すっきりしません。
下痢はかなりしたそうですが、吐くことは一度もしていなかったようです。
私は妻の内関というツボにお灸をしました。
お灸をし終わって数分すると、突然妻が今まで見たこともない素早さで立ち上がり、廊下の壁に激突しながらトイレに駆け込みました。
すっきりした顔で帰ってきた妻は「これは内関のおかげだね。」と感心していました。
内関は韓国ドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』のドラマでも、第一話で毒のある草を食べてしまった人に鍼をして吐かせるシーンが出てきますが、その時使っているのも内関のツボです。
ノロウィルスを早く追い出す2つのツボ
私が治療室で寝ながら押したツボは内関(ないかん)というツボと合谷(ごうこく)というツボです。
内関のツボは・・・
腕の内側で、手首から指3本分の位置。腕の真ん中にあります(赤い印の場所)。
押すと痛みや「うっ」とくる感覚があるところにやると効果的です。
このツボは気持ち悪くて吐きそうな時に効果的で、面白いのが、吐いた方が良い時は吐けるし、吐くほどではない症状の時には気持ち悪さが治まるという、結構便利なツボです。
合谷のツボは・・・
手を軽く握るような形をとり、人差し指から手首に繋がる骨の丁度半分ぐらい、骨の下にくぐらせるように押すと見つけやすいです。赤印のところ
この合谷というツボは大腸の動きを良くして、排便を促すツボの1つです。
ノロウィルスの感染経路
後で調べると、微量のウィルスでもノロウィルスは感染すると書いてあり、最初に素手で受け止めたり、床に飛び散った時点でもう感染していたのでしょう・・・・
ノロウィルスは食中毒の感染以外には以下のような感染経路があるそうです。
・ノロを持っている人のふん便や吐物の処理後に手洗いや手の消毒が不十分なことにより、汚染された手指を介して接触感染する→私ですね・・・。
・汚染された箇所ドアノブやテーブルなどに触れることで、手指が汚染されてしまう間接的な接触感染の場合→これも私ですね・・・(@_@)
・ノロを持った人のふん便や吐物の乾燥により、ウイルスが空気中に漂い、それを吸い込むことにより空気感染する場合→これも私ですね~(>_<)
ノロウィルスの後処理
ノロウィルスは微量のウィルスでも感染し、症状が出なくなった後も、2~3週間は排便中に排泄されること、そしてホコリと共に空気中に漂い、リネンなどからも感染する可能性があるとても怖いウィルスです。
治療院なのにそこでウィルスに感染させてしまったら一大事だと思い、次の日お休みだったのですが、【表参道自然なからだ】へ行き、部屋の換気、そして私が触った可能性がある場所を全て徹底的に消毒し、リネン類は廃棄できるものは廃棄し、廃棄できないものは消毒して洗濯しました。
また、2週間ぐらいは、トイレに行ったら必ずドアノブや触ったところを消毒しました。そのおかげか、周りで「ノロに感染してしまった」という人は現れず、ほっとしています。
感染してしまったら、ぜひ2つのツボを押して下さい!
私は普段は病気にならないように「セルフケアで自然治癒力を高めましょう!」、そして「ウィルスに負けない身体を作りましょう!」と提唱しています。
しかし、ノロはかなり感染力が強く、近くで誰かが吐いて、それを処理する必要があった場合は、かなり注意しないと感染してしまう可能性が高いです。
もしかかってしまったら、あとは早く排泄することを心がけることです。
合谷と内関はとても効果がありますので、ぜひお試し下さい!
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(参考)消毒で役に立ったもの
・ハイター
・ノロアウト
表参道鍼灸マッサージ治療室 自然なからだ
電話番号 03-6419-7213
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営業時間 火曜日~金曜日 11時~20時
(最終受付19時)土曜日 10時~19時(最終受付18時)
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